【K2+SE】アノマリーの輪を解いた話【Factorio 1.1.110 +MOD】

最初に、バージョンの違いに注意

まず、バージョンの違いで最新と大きく異なる場合があるかもしれないので、こちらのプレイした時のゲームのバージョンについて

  • スタートが2022年10月頃の本体・MOD最新だった
  • 終了時が本体1.1.110、MODのSpace Explorationのバージョンが「0.6.145」である

このページではアノマリーの大型装置の輪に入れる8個の記号を求めた方法と、その後に愚痴を書く

解き方(※プログラムで計算しています)

はじめに解き方について、ネット上を探していたら既に見ているかもしれないが、プログラムを使った計算を使用している。
もし「面倒くさい計算以外に方法があるんじゃないか?」と思って探している方には、おそらくここには書かれていないでしょう。諦めて計算することにした結果がこれ。

解くための準備

表記ブレが無いよう以下のように呼びます。

↑「装置」

↑「遺跡」

↑「記号」(画像内に12種)と、「三角形」(左上がないので3種)

以下のものを用意する

  • 「探査日誌」の「アノマリーシップのログ」にある、本来の目的地だったSV座標の確認
  • 宇宙に散らばって存在する「遺跡」60箇所の「記号」と「三角形」をスクリーンショットで撮っておく
  • 計算のためのプログラム(細かく、似たような計算を何度も実行するため)
  • (一応)空間座標の位置関係を確認するためのツール。私はblenderを使用

アノマリーシップのログの座標

「探査日誌」の「アノマリーシップのログ」に書かれているSV 座標を確認する

自分の場合は「0.072870849659592, 0.987362359459, -0.14073169647578」と書かれている。
最終的に目指すのはこの座標の真逆になることに注意。
なので目指す座標は「-0.072870849659592, -0.98736235945925, 0.14073169647578」であった。

「遺跡」60箇所巡りと「記号」と「三角形」

「遺跡」に「記号」が楕円内に12種類書かれているものと、トライフォースのような「三角形」(上下逆さもある)がある。
必要なのは「三角形」と円の中心の「記号」1つであり、特に中心の「三角形」の模様と円の中心の「記号」がセットである。

楕円状に配置された「記号」12種類の組み合わせ自体は必要ではないと思われる。
というのも、この12種は「それぞれの記号の座標を確認すると、中央の記号の近くに周りの11種の記号がある」といった情報であり、私はこれを最後の計算には使えないと判断した。

「三角形」をつなぎ合わせ、64個の「三角形」からなる大三角形を作る

「遺跡」60箇所で「三角形」を集めると模様は全部で64種類になる。同じ模様を重ねて繋げると1つの大きな三角形になる。(三角形を回転させずに模様が一致するようにつなげていく)

以下の画像(手書きご容赦)のようになり、以降これを「64三角形」と書く

そのうちトライフォース型の中心として遺跡に出てこない模様が4種あり、それぞれ64三角形の頂点部分と中心である。

また、同様に「装置」には存在するのに「遺跡」には登場しない「記号」が4種類あり、これと連動する。

(ゲーム内のベクトルログより)
左から「64三角形」の中心、上端、右端、左端に位置する記号になる。
三角形の中心と、それぞれの頂点の向きを表現していると見られる。

これらの情報を整理して『64三角形の64個の三角形それぞれの位置に「記号」をあてはめる』。
これをパッと見られると後が楽になる。

この「64三角形」の各三角形に「記号」の位置をあてはめたものは、「装置」の2番から8番の「記号」を求めるために使う。

「装置」の1番目の「記号」

研究の「長距離星図」を行うと InformaTron に「スターマッピング」の項目が出て「記号」と座標が記録される。

目指す座標(私のセーブデータの話だと「-0.072870849659592, -0.98736235945925, 0.14073169647578」)に最も近い座標の「記号」を探し、「装置」の1番目に入れた。

ただ、「長距離星図」の繰り返し研究はコストが馬鹿デカくなるので、全て研究で求めるのは現実的ではない。
「装置」を使って指定の「記号」のスターマッピングと同じ結果を得る方法があるので、こちらで確認していく。

1番目に求めたい記号を入れ、それ以外を中心を示す記号にすることでスターマッピングと同様の結果を得られる。

登場する数値はプラスマイナスが逆も含めていくつかのパターンしか無いため、運が良ければ全ての記号の座標を求めずに1番目がわかるかもしれない。

なお、「遺跡」の楕円の12種類の「記号」の位置関係は座標が近い「記号」と関係あるため、一応この時に考慮することはできる。
できるのだが、自力で解こうとした人はおそらく全ての記号の座標を求めた後になるし、「記号」の位置関係に気づくのもある程度の座標が分かってからになる。

2番から8番の「記号」の求め方

2番目からは「記号」のSV座標は無意味。

3次元座標を使った計算を繰り返し行うが、中心が「0, 0, 0」の半径1の球の面上で考える。
3座標からなる三角形も「球面三角形」であることに注意する。

「装置」の2~8番の「記号」の決め方は、次の繰り返し作業になる。

  • 1つ前の「記号」の位置から次の球面三角形の上・右・左端を求める。
  • 求めた球面三角形を「64三角形」の分け方で64分割する。
  • 分割した球面三角形のうち、重心が「目指す座標」に一番近いものの位置の「記号」を選択する。

私がプログラムで計算させたのは『球面三角形を64分割し、重心の座標と順番を配列で持っておく』と『その配列の中から、重心座標が「目指す座標」に一番近いものを選択する』である

次の三角形の上・右・左端を求める

1つ前の記号より後ろを全て64三角形の上端、右端、左端で揃えることで次の「球面三角形」の3頂点の座標を求められる。

ここで空間座標を確認できるツールなどがあれば、求めた三角形の内側に目標の座標が入ることを視覚的に確認できて良い。

(画像では三角形の重心の座標も表示しているが、計算には使わないので必要はない)
自分はblenderを使って確認していたが、後半になってくると座標の差が小さすぎてblenderでは表示が厳しくなってくる。

数学的なソフトで3次元座標を扱えるものを使える方はそちらのほうが良いだろう。
他の参考にしたページで言うには、8番目までくると小数点第8位まで一致できると良いようだ。実際に最終的にそうなった。

うまく表示できず確認が厳しくなったら、諦めて計算を信じよう。

球面三角形を64分割し、この中からその次の球面三角形を求める

この計算が細かすぎて手計算では地獄を見るだろう。
プログラム使用を推奨する。

無償のChatGPTでもほぼちゃんと計算できるコードを作れたのでかなり助かった。
(とはいえ、生成したコードを実行する環境の用意やコードが間違っていたら治すのは、自力でやらなければならない)

私は無償のChatGPTに以下のポイントを伝えてほぼ動くコードを生成してもらった。

  • x,y,zの空間に原点0半径1の球があり、球面上に3点(上端、右端、左端)の二等辺の球面三角形がある
  • この球面三角形のどこかに点Aがある(目標の座標のこと)
  • 「シェルピンスキーの三角形」のように64等分する(シェルピンスキーの三角形は正確ではないのだが「64三角形」の形に分割できれば良い:※参考
  • 64等分した球面三角形の中心が点Aに最も近い三角形の「中心座標」、「三頂点の座標」、「順番」を知りたい
    (なお、すぐ下で説明するが三頂点の座標はうまく行かなかった)

この形に至るまでにうまく行かなかった点があるので参考までに

  • 「球面三角形」として計算すること。最初は3点をつないだだけの平面の三角形で計算したが、結構ズレてしまって一番近い三角形が間違ってしまったため。
  • 最も近い三角形の「三頂点の座標」を計算で出してみたが、そのまま次の球面三角形の(上端、右端、左端)に利用できなさそうだった。プログラムはきっちり分割した計算をしているのに対して、ゲーム内の座標は微妙にずらされていたため。
  • 64等分した「順番」を理解すること。どういう順番で分けてるかコードを読めないとキツイかも。

64等分した順番について、自分のコードでは処理を読んで分割された球面三角形の計算の順番は以下のようになっていた。

プログラムをいじれるなら並び順を変える工夫をしてもいいが、難しいならどのような順番で出ているか見るため全部の座標を出力して確認しよう。
かなり怠い確認だったが、一度並び順を理解すれば同じプログラムコードなので繰り返し実行してもこの順番になる。

プログラムの計算で目標点に一番近い三角形の位置がわかれば次の「記号」を決定できる。

決めた「記号」までを「装置」にいれて、そこから3点(上端、右端、左端)を求めてその次の計算をする。の繰り返し。
空間座標に表示するツールで確認するなら、目標点が三角形の範囲内に収まるか毎回確認すると安心だろう。

これを8番目の「記号」まで繰り返して、正しければ目標の座標になる。

もし、最初の目標点を逆にせずに進めてしまったら、2~8番目のそれぞれの「記号」は「64三角形」の左右対称になるはずだ。

ちなみに、「装置」の輪っかの各場所にネットワークの線をつけられるけど、今はなんの機能もない。今後実装なのだろうか?

とりあえず、これで解き方の話を完了。これ以下は雑記。

MOD公式ページに見たことがない構造物の写真があるけど、登場してない。
バージョンが新しいと出てくるのだろうか?

おまけ

解き方を探したことで、現実みたようなことがあるものについて多少知ることができたのは少し面白いこと。ゲームで雑学・知識が増えることは趣がある。

  • 白黒のサッカーボールのように六角形と五角形を組み合わせた立体は「切頂二十面体」(wikipedia)で、「記号」60種の座標がこの形を作る。
  • 切頂二十面体の「双対多面体」の立体は「五方十二面体」(wikipedia)で、60個の二等辺三角形で作られた立体。「装置」の1番目に入れた「記号」でどの位置の二等辺三角形がターゲットになっていたか、ということになる。今回の計算では頂点位置をそのままに球体で考える。
  • このように二等辺三角形を球状に並べたあと、更にできるだけ対称性を持たせて細分化した構造物で「ジオデシック・ドーム」(wikipedia)と呼ぶようなものもある。「細分化」したのは今回の2番目から8番目の「記号」の計算のところでもある。なんたること。
  • 位置情報などでゲーム「Civilization」のように六角形のグリッド表示といったものを見たことがあるが、三角形、または六角形で細分化を繰り返してエリアを特定する技術が現実にある。

それと、アノマリー攻略で最終的に頼ったのがredditのこのページをブラウザのページ翻訳で読んだもの。おまけで書いたこともほぼある。

愚痴

さて、このMODは全体的に良かったけど最後にとんでもない爆弾が用意されていた。

私は次元アンカーも8箇所に設置して「最後にアノマリーの謎解きをやって終わりにしよう」として、最後の8個の記号を求めるぞ、というところでわからんから伸ばし伸ばしにして結果的におよそ3ヶ月も経った。

ちなみに、1つ前のマイクラ記事くらいからfactorioクリアに向けて本腰を入れていたはずなので、かなり怠いことになった。
研究によってクリア方法がハッキリわかる通常の宇宙船クリアの方は8月中旬に終わったので、プレイ時間が多く取れてないとは言え、そこからほぼ5ヶ月経っている。

なんたる開放、ようやくぞ。

自力で頑張っていたとき

はじめのうちは

  • 次元アンカーを全て設置したらなにか起こるか
  • 電力を無茶苦茶食うが、電力が足りればなにかわかるか(「装置」だけで最低90GWを維持する必要があるとはすぐにはわからなかった)
  • 遺跡を全部探索すればなにかわかるか
  • もしかして発見していない星や深宇宙に手がかりになる構造物がまだあるんじゃないか

と、ゲーム内で手に入る情報をできるだけ集めていた。
ちなみに、「ゾーンディスカバリー」は深宇宙も含めて発見できなくなるまで全て行った。

「長距離星図」の研究はサイエンスパックの要求量がどんどん増えてきて、「装置」から「記号」が64種あるし、全部やりきれないと見て途中で諦めた。(それでも23回やっててえらい)

しかしもうできることがなくなり、何もトリガーが無いということで「遺跡」の「記号」と「三角形」を自分なりに整理してみた。
「三角形」は模様を整理すると「64三角形」が作れることが分かったが「だから何?」という状態だったし、「記号」のSV座標を使った計算も全然わからなかった。
(計算に関しては「記号の座標も目的地の座標も原点から1の距離になる」ことを見落としていた。だからと言って三角形の細分化の発想はできなかったと思うので、どのみち手詰まりだっただろう)

ネットで攻略情報を探してから

自力ではもう駄目だということでネット上の攻略情報を見て、なにか三角形(64三角形)の話が出てきたし、しかもかなり面倒くさい計算をしている。

そんな面倒くさーい計算をゲームの攻略に必要だなんて馬鹿を申すな、他になんかないか。と思ったけど、他の解き方は見つからない。

しかも、しかもだ(強調)。1番目の「記号」と2番目以降の「記号」の扱い方が全然違うものになっている。そりゃ各記号の座標を使った計算では分かる訳がない。こんちくしょう。

私は細かくて手間な計算のせいでプログラムなどをほぼ必須にしていること、「記号」の扱いが2番目から急に変わったことや、この「64三角形」の考え方についてゲーム内にヒントが無さすぎることに多少の憤怒を抱きながら、渋々作業をした。プログラムは何回か失敗したし。そのたびに「装置」で座標を取り直しだし。

手順内に書いた参考にしたredditのページに、「切頂二十面体」「五方十二面体」を手書き画像で上げてくれていたり、位置情報システムとして現実に使われてる技術であるとかが示されていて、ある程度納得がいった。
そしてこの記事に書きなぐることで発散としている。

数学的な知識や位置情報システムなどの技術的な知識を既に持っていた人ならば、60個の座標が「切頂二十面体」になっていることから三角形の細分化に発想を繋げられたのだろうか?

私は「記号」の扱いが変わったことについては、どうにかならんかったんか?と思い続けるだろう。

めちゃくちゃ長くなってしまった。
これに気を病んでいた間はマイクラMODのことが頭によぎっても手を付ける気になれなかったし、3ヶ月ちょっとのパワーなのかも知れない。

おしまい。

ネタバレかもしれん(ゲームクリアの話)

さて、アノマリーの装置での勝利について、もう本体もバージョン2にあがり、MODも2に合わせて改修が入るらしいし、(このバージョンの時点では)ポータルを開いたらとんでもないことが起こったとか特に無かったので緩衝材を挟みつつ書く。

避けたい人のための緩衝材。どうでもいい話。

これはアノマリーまで飛ばせた大きめの宇宙船「ワシリイ」(左は壊れた宇宙船。右がワシリイ)

あくまで原子力発電(核融合炉)の宇宙船である。
しかしながら、壊れた宇宙船は内側に駅が有ったとうかがえるのは趣がある。宇宙船のサーフェイス切り替えとかで駅の認識はうまくやってくれるのだろうか。

ここまで緩衝材

ポータルを正しく開けると「ポータルに入りゲームに勝利しましょう」とログが出る。
そして入ると、勝利ログが出て探査日誌が更新される。別にワープとかも無い。

※クリアを含む動画を残したアピール。なお、動画では作業員にポータルに入るのを譲ったため、探査日誌が更新されなかった。プレイヤー毎だと!

配慮。
画像を小さく表示してそのままでは文字を見られないようにした。画像をクリックで見える。

主人公が地元に帰ってすごいことを成し遂げました。風なことが書かれてる。

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